ブラスト、しょっぱな見!
blast - ブラスト!、見てきました。初日、初回公演。
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マーチングバンドのドリルを舞台化した音楽パフォーマンスですよ。
2003年から3年連続の公演だそうですけど、ボクは初めて。
日本人のパーカッションプレーヤー・石川直が「英語でしゃべらナイト」とか、テレビに出まくってたから、なんとなくドリル中心のパフォーマンスかと思ってましたけど、ホーンセクション、パーカッションセクション、そしてバトンなどのダンスセクションが繰り広げる楽しい舞台でした。
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♯1部・始まりはボレロから……。
石川直のスネアソロを中心に、ブラスセクションがラベルのボレロを演奏して舞台は始まった。ブラスの面々は、演奏しながら、バレエもどきの動きを見せる。
正直言って微妙でした。
ボレロといえば、単純だけど難曲。名だたるオーケストラでも、名演を見せることはまれですよ。
ブラスト!のパフォーマーには、ちょっと重荷。でもオープニングナンバーとしては無難に演奏。
次はフラッグトワリング。Color Wheel という演目。これは2部にも出てくるんだけど、たぶんこの公演のテーマになってるのかな。これも微妙。ちょっと乗り切れなかった、この時点では。
で、ツカミとしてパワーを発揮したのは、いちびりトランペッター・Adam Rapa の登場から。すっごい演奏をおバカなコント風演出で披露。コント部分はちょっとスベリましたけど、演奏はすごかった。
やっぱ、ブラスの華はペットでしょう! しかもブルースナンバーやジャズナンバーはアメリカのドリルをルーツに持つパフォーマーたちならではの、すごい迫力とノリの良さ。ソロをとるミュージシャンのテクニックと役者ぶりもさすがです。
ツカミに成功してからは、ノリ方を観客も覚えて、徐々にヒートアップ。
お手の物のドリルアクションと、パーカッションの超絶技巧で最高潮ですよ。カッコイイ!
マーチングバンドにつきもののバトントワリングもうまい。舞台で見るとちょっとスケールは小さくなるけど。
バトンやフラッグに混じって、ライフル銃を模したスティックのアクションもあった。これがカッコいいんだ。
アメリカの各軍士官学校のフットボールなんか見ると、ハーフタイムショーに出てくるやつ。儀仗兵風の学生がライフルをくるくる回したり、放り投げたりするパフォーマンス。
ブラスト!では、ライフル型のグリーンのスティックや、金属製のスティックでやってました。ピタッ!ピタッ!と決まります。戦争は反対だけど軍の儀式ってカッコイイよな。
それから、ちょっとビックリしたのはア・カペラのうまいこと。なんでみんなあんなに歌がうまいの?
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♯2部・ワールドミュージック?
20分のインターミッションを挟んで第2部。
1部同様、いろんな見せ場はあるんだけど、テーマはワールドミュージックでしょうか。
Color Wheel2 で、色とりどりのフラッグが舞う。
これって、ひょっとしたら、各大陸、あるいは地球上のいろんな人種を表しているのでしょうか。そんな感想を持った。
アボリジニの民族楽器、ディジュリドゥーを持ったパフォーマーたちが、客席の合間に散らばって、舞台上のリーダーの演奏に呼応して演奏します。会場全体が、「びよびよぶお~~おおよよよん」みたいな音に包まれます。
笑いの要素を含んでるんだけど、その深くて原始の香り漂う音・声・音楽に陶酔しました。
それから、キューバを意識したような赤白の明るい衣装でノリノリのラテン。場内手拍子鳴りやまず。(ラテンの手拍子じゃなかったけど)
続いて、真っ赤に彩られた情熱的なスペインのフラメンコの世界に。カルメンを意識したのかな、ライフルアクションには、本物(に見える)のライフルと、本物(に見える)のサーベルが使われた。
そして、マリンバソロから始まるワールドミュージックメドレーはすごい迫力。炸裂するリズム、舞台上至る所で繰り広げられるパフォーマンスに場内のノリも最高潮。
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元がマーチング、ドリルなので、ドリルパフォーマンスとパーカッション、トランペットやフリューゲルホーンのパワフルな演奏は最高です。
ちょっと、しっくりこない演目もあるけど、かなり面白い舞台でした。満足、と言うか、もっと長く見たかった。
あ、そーだ。それからバーンスタインのウエストサイド・ストーリーから はいはい、クラプキー巡査 を演ったんだけど、これはメチャクチャ楽しかったです。
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今日は座席が1階23列とそこそこいい場所だったんだけど、ブラスト!に限っては、2階席がお勧めかも。
一番の見せ場であるドリルフォーメーションが1階席だとちゃんと見えない。ドリルって、元々スタジアムの客席から見下ろすモノでしょ。あの計算された動きは、ちょっと上から見るべきです。(あるいは迫力満点の一番前とかね。取れないけど)
あとね、休み時間とか、終演後に廊下やロビーでパーカッション叩いたりしてサービスしてくれるんだけど、あんまりガツガツ観に行くな。シアターは社交場、もっと優雅にね。
SCENES AND MUSICAL NUMBERS
ACT I
Bolero (M.Ravel)
Color Wheel (J.Lee)
Split Complimentaries (J.Talbott)
Everybody Loves the Blues (M.Ferguson/N.Lane)
Featured trumpet - Adam Rapa
Loss (D.Ellis)
Solo trumpet - Freddy Hernandez,Jr.
Simple Gifts/Appalachian Spring (A.Corpland)
Battery Battle (T.Hannum/J.Lee)
Solo snare drum - David Cox, Naoki Ishikawa
Medea (S.Barber)
INTERMISSION
ACT II
Color Wheel Too (J.Vanderkolff)
Gee Officer Krupke (L.Bernstein/S.Sondheim)
Lemontech (J.Vanderkolff)
Tangerinamadidge (J.Mason/J.Vanderkolff)
Land of Make Believe (C.Mangione)
Solo fluegel horn - Adam Rapa
Solo french horn - Katie Albinski
Featured tuba - Jason L.Moncrief
Spiritual of the Earth:
Marimba - Vince Oliver
Marimba Spiritual (M.Miki)/Earth Beat (M.Spiro)
Malaguena (E.Lecuona)
Solo fluegel horn - Adam Rapa
Featured dancers - Deborah J.Barrigan, Jim Moore
Solo trumpet - Adam Rapa
Solo trombone - Justin M.Mitnik
(公演のチラシの中に、演目やスタッフのクレジットを刷ったプリントが入ってました。そこから転載……アメリカで作ったプリントかな、全部英語、電話番号も)
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のだめカンタービレ (14)









コメント
TBさせていただきました。
「やっぱ、ブラスの華はペットでしょう!」同感です。もちろん、石川直さん率いるパーカッションも言わずもがなですが、
あんなペットをはじめて聞きました。
肉声に近いというか、少し切なくて音がきらきらしてて・・・
音楽に関してはド素人の私でも、これはすごい、と思いました。
投稿: HOORN | 2005年7月31日 20:20
HOORNさん、こんばんは。
あのトランペッター、かなりのテクニシャンですよね。
部分的に循環奏法(ペットでは超ハイテク)してるんじゃないかと思うようなロングトーンや、テクニック見せるためのリムスキー=コルサコフのフレーズとか、かなりうまいと思いました。
Adam Rapa のホームページ
http://www.adamrapa.com/
日本語のページもあります。
演奏を聴くこともできます。
投稿: 大豆>HOORN | 2005年7月31日 21:56